今日は話題のバイナリーオプションについて

お話したいのだがまずはこちらのニュースを

見て頂きたい。

 

外国通貨の相場が高くなるか、低くなるかを二者択一で予想する「バイナリーオプション」という金融商品に関するトラブルが急増し全国の消費生活センターに今年度だけで(2014年度)1000件あまりの相談が寄せられていることがわかりました。(NHKニュースより)

バイナリーオプションってなに?

まず、バイナリーオプションについて

知らない人はこちらのサイトで確認して頂きたい。

 

 

ちなみに当記事はバイナリーオプション

を推奨する意図はないのでリンクをクリック

してもらっても業者サイトに飛ぶわけでもなく

何の問題もないので安心して頂きたい。

 

 

 

ちょっとでも先の相場の上がり下がりの2つを

当てるだけなのだから一言でいえばギャンブルである。

だから誰にでも簡単に出来て儲かる?

と騒がれているのである。

 

 

 

何が問題なのか?

では先のニュース記事で国民生活センター

によせられてる具体事例を見て頂きたい。

 

 

 

事例をみてわかることは

金融相取引法の適用を受ける金融商品取引業に

登録していない海外の業者との契約によって

起こっているケースがほとんどだ。

 

 

 

しかし、私が言いたい問題点はほかにある。

バイナリーオプションに関するサイトや

まとめサイト、ブログなどを見ればまま

見かけるのだがそれらを投資初心者が

鵜呑みにしてしまっていることである。

 

 

 

トラブる初心者の共通点

バイナリーオプションに限らずFXや先物取引

など金融商品でトラブる初心者には共通点がある。

 

 

 

それは「簡単に儲かる」である。まずNHKニュース

の記事や消費生活センターの事例を見てもわかるが

 

 

 

バイナリーオプショを始めたきっかけをみると

ネット掲示板やSNSで「簡単に稼げる方法を教えます」

という情報をみてなどとあるが

よく考えていただきたい。

 

 

 

簡単に稼げる方法を見ず知らずの他人に教える人の

メリットはなんだろうか?と。答えはその人自身が

騙す意図はなくても何らかの形で儲かるからである。

 

 

 

したがって無料で教えますなどいう話はありえない

と思ったほうがいい。

そして

「うまい話には裏がある」

「タダより高いものはない」など

昔から格言のようにいわれていることだが

誰でも簡単に儲かる話などはないということ

を改めて自覚して頂きたい。

 

 

 

なぜなら誰でも儲かる話はあるかもしれないが

“かんたんに”はない。

 

 

 

ここでいう簡単とは仕組みが簡単という

意味ではなく“ラクをして”である。

 

 

 

ましてや投資などなおさらだ。

例えば寝ていても株で儲かっている人はいる。

しかし彼らも最初からラクをしているわけでない。

少なくとも金融に関する知識量は一般人とは比較にならない。

 

 

 

だから知識のいらない?相場が上がるか上がらないか

二者択一型のバイナリーオプションという“投資”

に飛びつくのだろうが半か丁かの“賭博”と置き換えたら

どうだろうか?少なくとも飛びつく話ではないだろう。

 

 

 

 

次に、投資全般にいえることだが金融商品は

現在の生活資金に困っている人がやるものではない。

 

 

 

確かに資産を増やす目的なのだが投資とは

そもそもリスクが伴うもの。

儲かることもあれば損することもあるのである。

 

 

人は失敗することより成功する自分を想像しがちである。

宝くじを思い出していただきたい。

誰もが1等当選を本気で夢見ている。

「当たったら家建てて車買って・・・」など

妄想している自分が楽しくて仕方ないはずだ。

 

 

 

しかし、宝くじの当たる確率は1200万分の1

落雷に打たれて死ぬ確率400万分の1である・・・

 

 

 

「いや、でもバイナリーオプションは確立2分の1だから」

と思われるかもしれないが

賭博も同じなのだが仲介者(ここでは金融取引業者)

に手数料を払わなければならないので

トータルでは儲からないしくみなのである。

 

 

 

だから数十万の損失に困る状態の人は

絶対にやってはいけない。

時給・固定給ならば損失することはない。

 

 

 

まとめ

 

 

 

バイナリーオプションについて話してきたが

やはり競馬や宝くじ等同様

ギャンブルといっても過言ではない。

 

 

 

相場を利用したギャンブルとして捉えれば

いいのではないか。わたしが言いたいのは

バイナリーオプションを理解して始めるのはいいが

 

 

 

「なんかよくわからないけど儲かりそう」とか

「誰でも簡単に儲かるって聞いたから」などという

理由で金融商品に手を出すべきではないということだ。

 

 

 

誰でも「5分で何百万」稼げるならとっくのとうに

アベノミクスは不要である。