インフルエンザウィルス
が猛威を振るっています。

 

風邪だと思って放っておくと
家族や周りの人に移してしまう
だけではなく

 

高齢者や子供の場合、重症化
してしまうこともありますので
注意が必要です。

 

インフルエンザ予防は
インフルエンザワクチン
の注射をすることがベストですが

 

今回はインフルエンザや風邪
に効果があると言われている
「カテキン」についいてお話しします。

 

カテキンとは?

 

2015-10-12_004932

 

カテキンと聞いて次に出てくる
言葉はたぶん「お茶」ではない
でしょうか?

 

しかし、カテキンの効果や効能
について知っている人は少ない
と思いますので解説すると

 

まずカテキンとはお茶の渋味成分
のこと。したがってお茶、特に緑茶
に多く含まれています。

⇒緑茶パワー!最新研究でわかった【高機能品種茶】の効果とは?

 

またカテキンはポリフェノールの
一つでもあります。 

ポリフェノールもよく聞く
言葉ですが、このポリフェノール
自体が植物の苦味、渋味、色素成分
をつくる化合物のことで栄養素です。

 

そして覚えてほしいことは
ポリフェノールには抗酸化作用
といって病気に対する抵抗力や
老化防止作用があること。

 

またカテキンにはそれらの他に抗菌
・殺菌・脂肪の吸収を抑える作用
などもあります。

 

カテキンの効能・効果

 

2015-10-12_005036

 

では、カテキンの具体的な
効能・効果についてあげていきます。

抗酸化作用

 

人は酸素を必要として生きて
いますが、喫煙や紫外線の影響
により代謝過程で一部の酸素が
活性酸素というものに変化します。

 

活性酸素は体外の細菌やウイルス
をやっつける作用があるのですが
逆に増えすぎると体内タンパク質
や脂質、遺伝子まで撃退しようと
するためそれが原因で老化や
生活習慣病を引き起こしてしまいます。

 

カテキンを含むポリフェノールには
活性酸素をなくす能力があるため
お茶を摂取することにより老化や
生活習慣病を予防できるというわけ
です。

 

抗菌、殺菌作用

◎インフルエンザの発症が減少

伊藤園中央研究所によれば
静岡県立大学薬学部と
社会福祉法人白十会との
共同研究によりヒト対象にした
臨床試験で

 

緑茶摂取により
「緑茶に含まれるカテキンと
テアニンがインフルエンザの
発症を減少させることを確認」
したという結果を2010年に発表
しています。

 

緑茶に含まれるカテキンは
ウイルス細胞への吸着や細胞内
での増殖を阻害する効果と
同じく緑茶に含まれるアミノ酸
の一種であるテアニンは免疫力
を高める効果が報告されています。

 

試験では成人200名を対象に5か月間
緑茶成分であるカテキンとテアニン
を取った人と取らなかった人の
試験期間中におけるインフルエンザの
発症の有無で比べ

 

結果196名(緑茶成分取った97名、
緑茶成分取らなかった99名)
のうちインフルエンザ発症者は
緑茶成分をとったグループで
4名(4.1%)、緑茶成分を取らな
かったグループ13名(13.1%)
になりました。

 

よって、うがいだけではなく
緑茶を毎日飲むことによって
インフルエンザの予防に有効
である可能性が示されました。

 

⇒伊藤園中央研究所の研究成果

 

小学生児童にも効果あり

 

2015-10-12_004957

 

小学生児童2663人を対象にした疫学調査では

インフルエンザの発症が緑茶を週6日以上飲む児童は週3日未満の児童と比べ40%も減少。また1日1杯(200ミリリットル)未満の児童に比べて1日1~2杯の児童では38%、3~5杯の児童では46%も発症率が減少したという結果があります。

 

つまり、週6日以上緑茶を
1日1~5杯飲むことが
インフルエンザ予防に
つながる可能性があります。

 

まとめ

 

2015-10-12_005047

 

今回はお茶のカテキンの効果が
インフルエンザや風邪に効果が
あるのかについてお話してきました。

 

カテキンは緑茶の渋味成分であり
ポリフェノールの一種であること
から老化や生活習慣病を防ぐ
抗酸化作用があります。

 

また、抗菌、殺菌作用があること
からインフルエンザや風邪にも
科学的に効果があるとの結果が
出ています。

 

そのため、全国の小学校では
インフルエンザ予防として
うがいや飲用が励行されており
実際に児童のインフルエンザの
発症数が減少しています。

 

緑茶の主成分であるカテキンは
熱くても冷たくても作用は変化
しないことから誰でも意識次第
で摂取できますね。

 

ただカテキンは体内で吸収されて
も長く留まらないため毎日飲み
続ける必要があります。

 

また緑茶だけ飲むよりもご飯と一緒
に摂取した方が血液中のカテキン濃度
が上昇する傾向もあるという
研究結果も報告されていることから

 

朝食、昼食、夕食の中で全部は無理
だとしてもその中でお茶を飲む習慣
をつけることが大切です。

 

積極的なカテキン摂取で
インフルエンザを予防しましょう!

飲むならこのお茶が最適です!!

⇒緑茶パワー!最新研究でわかった【高機能品種茶】の効果とは?