緊急事態宣言に伴い、人との接触を8割減らすことで5月の大型連休以降のパンデミック爆発を抑えられられると言われています。

しかし、テレワークの実施状況は緊急事態宣言後も7都道府県で28%にとどまっています。

経団連の会員企業の実施率は97.8%ですが、多くは日本にある企業の0.3%にあたる大企業です。

日本の企業の99.7%は中小企業であり、出社のためにどうしても通勤が避けられないケースがあるのは当然ことです。

この記事では専門家会議で示された「8割減らすための”10のポイント”」をさらに分かりやすく解説します。


人との接触を8割減らせる10のポイント

  1. スーパーへの入場規制
  2. ジョギング・公園遊びの規制
  3. ネットショップの活用
  4. ビデオ通話によるオンライン帰省
  5. オンライン飲み会
  6. 遠隔診療
  7. YouTubeやDVDの活用
  8. テイクアウト・宅配の活用
  9. 仕事は在宅勤務
  10. 会話時のマスク着用

スーパーへの入場規制

まず、東京都も検討をし始めたスーパーへの入場規制です。

お店によっては早くも実施していますが、国や都など自治体からの要請ではありません。

スーパーへの入場は原則1人とし、少人数で空いている時間に行くことです。

ただし、少人数といってこれはスーパー内にいる人の数を指しており、家族など少人数でいけばOKということではありません。

実際にスーパーに行って見るとわかりますが、感染に対する意識が強い方は奥さんだけスーパーで買い物をしご主人が駐車場に停めた車内で待機されています。

ツイッターにて話題になったレジで働いている方の実際のツイートにもありますが、家族全員で来るなどは避けましょう。

スーパー内の人の数を減らすことが目的です。

ジョギング・公園遊びの規制

続いて家の中にずっといることでストレスが溜まる人も多いでしょう。

ジョギングや公園で遊ぶ光景もまだ見られます。

もちろん、ロックダウン下になれば外出さえも禁止されるためこのようなことは一切できないのですが、緊急事態宣言下ではジョギングをするのであれば空いている時間、また少人数で行いましょう。

公園で遊ぶ場合でも空いた時間にや空いている場所を選び、少人数で遊ぶことです。

ただ、少人数の家族が集まるような状況では意味がなく、公園全体にいる人の数が少なくなっていなければ8割減の目標に沿いません。

そのため、3密(密閉・密集・密接)を特に意識する必要があります。

ネットショップの活用

不要不急のものは全てネットショップで済ますことを徹底させましょう。

今はスマホさえあれば、どんな人でも簡単にネットショッピングをすることができます。

最も簡単なのはスマホにてAmazonのアプリを取り入れて=ダウンロードし、支払方法はクレジットカード、あるいは銀行振込や着払いにすれば完了です。

絶対にネットショッピングができない人はスマホを持っていない人、インターネットに繋がっているパソコンを持っていな人、古いガラケーを使っている人などごくごく一部です。

おそらく「使い方」がわからないだけで、ご家族に聞けば不可能ではない環境にいる方がほとんどです。

ネットでクレジットカード決済をすることに抵抗がある方もいると思いますが、それにつきましては銀行振込や着払い、コンビニ払いなども出来ますのでネットショップの利用は人との接触8割減を大きく可能にする1つです。

ビデオ通話によるオンライン帰省

ビデオ通話によるオンライン帰省は常日頃からやっている方も多いのではないでしょうか?

ビデオ通話を利用することで、移動による人との接触、家族と対面することによる接触の2つが無くなり8割減に繋がります。

ビデオ通話をする方法は以下の2つです。

  • LINEのビデオ通話を使う
  • スカイプを利用する

LINEのビデオ通話を使う

今、ほとんどの人が電話自体をすることがないのでLINEであってもメッセージのやり取りがメインだと思います。

しかし、LINEには無料で出来る電話もあり、ビデオ通話ボタンに切り替えれば相手の顔をみながら通話することができます。

相手のスマホにはあなたの顔が映っています。

スカイプを利用する

LINEを使ったことがない方はスカイプを使うことでビデオ通話をすることが出来ます。

スマホを持っている方はLINEとスカイプ両方でできますが、スマホは持ってないけどパソコンは持っている方はスカイプを使ってください。

スカイプはパソコン内にアプリを取り入れ、パソコンにWEBカメラを付け(最初から付いているパソコンもあります)、マイクが付いたヘッドホンを購入すれば利用することができます。

利用料は無料です。


オンライン飲み会

こちらもすでにやってい方もいらっしゃると思いますが、仕事であればWEB会議、飲み会になればオンライン飲み会と利用の仕方は同じです。

スカイプを利用すれば大人数でやり取りすることができます。

テレビでリモート出演している芸能人の皆さんが利用しているのはこのスカイプです。

『ひるおび』『王様のブランチ』などスカイプを利用することでその場に居なくても同じ時間を共有して仕事をされています。

飲み会の話に戻りますが、リアルで対面する通常の飲み会は、お酒が入ることから声も大きくなり飛沫感染の危険性が高ります。

オンライン飲み会であれば、直接会って話す楽しみはなくなりますが、コミュニケーションは取れるため8割減のためにできることの1つです。

オンライン飲み会は知り合い同士じゃなくても出来ます。最近では知らない人達とも繋がれるサービスもあり、普段交流することのない方たちと親睦を深めることも可能です。

オンライン異業種交流会といってもいいでしょう。

遠隔診療

風邪などコロナではないけれども診察を受けたい場合、通っている病院が遠隔診療に対応していれば可能です。

まずは遠隔診療を行っているのか確認しなければなりません。

ただ、若い人の場合はすぐに対応できると思いますが、高齢者の方の場合家族によるサポートがないとなかなかスムーズに診察をうけることが出来ないと思われます。

この遠隔診療に関しては今まで説明してきた項目とは少し性質が違い、私たちだけが行動すればすぐできることではありません。

遠隔診療が人との接触8割減の達成に寄与することは確かですが、まずは私たちが直ぐにでも出来ることから始めましょう。

YouTubeやDVDの活用

筋トレやヨガ、ダンスなど家の中で出来る運動・エンターテイメントはYouTubeやDVDを活用して下さい。

スポーツジムがクラスター集団を作る原因となっているためです。

YouTubeやDVDの活用は運動だけに限らず、映画やドラマ、ライブなどエンターテインメントとして活用できます。

ドラマを見ていると「続きはHulu(フールー)で」やYouTubeを見ている時にNetflix(ネットフリックス)の広告が出てきます。

これらはVOD(ビデオ・オン・デマンド)=動画配信サービスのことで、Netflix(ネットフリックス)に関しては既に外出自粛の影響で有料会員数が1570万人増加しています。

主なVODサービス一覧

  • Amazonプライム・ビデオ
  • Hulu
  • Netflix
  • U-NEXT
  • Paravi
  • TVer
  • FOD
  • DAZN

VODサービスは月額1000円弱~2000円程度、最初の2週間は無料期間を設けているところが多く、イメージとしては自宅に居ながらにしてレンタル店にある映画やドラマのDVDがいつでも利用できるようなサービスです。

テイクアウト・宅配の活用

お惣菜やお弁当などのようにお店で食べるのではなく、テイクアウトと宅配をまず利用することが大切です。

多くの飲食店が自主的に営業時間を短縮し、可能なものはテイクアウトできるように切り替えて努力されています。

やはりレストランや飲食店はどうしても密閉空間に多人数が集まってしまうため、少しでも避ける意味でテイクアウトは重要です。

宅配に関しては今やピザやお寿司などだけではありません。

ウーバーイーツ(Uber Eats)という宅配サービスを利用すれば、自分が食べたいものを宅配で済ますことができます。

ウーバーイーツとはお店の名前ではなく宅配を請け負っている会社のことで、そこに登録している配達専門の人が届けてくれるサービスです。

なので、自分の家の住所を入力するとウーバーイーツによって届けてもらえるお店が表示されます。

詳しくはウーバーイーツの公式サイトへ

仕事は在宅勤務

基本的にできる仕事は在宅勤務が原則です。

しかし、物理的に在宅勤務ができない職種の方も多いですよね?

例えば医療従事者、製造業や運送業、スーパーなどの販売業、対面が必要な職種などの方は在宅勤務に切り替えることが不可能です。

これに関しては出来る職種の人が徹底するしかありません。

3密を減らすのであれば、車通勤、時差出勤、勤務日数を減らすなどの方法があります。

時差出勤に関しては多くの企業が取り入れてますが、やはり取引先との関係などがありAM5時出勤にしても仕事になりにくいケースもあります。

電車通勤による3密を避けるのは実質的には難しいと思われます。

会話時のマスク着用

現在、どこに出かけても9割以上の方がマスクを着用しています。

外出中だけではなく、家族と会話する際にもマスク着用の方が望ましく、食事の際にも対面ではなく横に並ぶことで飛沫感染の危険性を減らせます。

ただ、屋外での感染が減る代わりに家族内感染も増えており、マスクだけでなく使い捨てのビニール製手袋の着用もした方が万全です。

手袋をすることで違和感を感じ、顔から上を触りにくくなります。

どうしてもドアノブなどは触ってしまいますし、顔から上を触らないように気を付けていても無意識に髪の毛を触ったり、顔をかいたりなどしてしまいます。

手洗いはだいぶ徹底されていますが、ペーパータオルの使用はまだまだではないでしょうか。

やはり1回1回紙を捨てるのはもったいないという意識が強く、屋外では使用しても家庭内で使うものとして広く浸透していないのが現実です。

そのためタオルを使う場合は家族であっても一人ずつ分けるなどの対策を取ることが大切です。

まとめ

最後にもう一度人との接触を8割減らす10の解決方法を提示し終わります。

人との接触を8割減らせる10のポイント

  1. スーパーへの入場規制
  2. ジョギング・公園遊びの規制
  3. ネットショップの活用
  4. ビデオ通話によるオンライン帰省
  5. オンライン飲み会
  6. 遠隔診療
  7. YouTubeやDVDの活用
  8. テイクアウト・宅配の活用
  9. 仕事は在宅勤務
  10. 会話時のマスク着用