在宅勤務で毎日自宅の机とイスを使ってパソコン作業をしている方が、今もっとも悩んでいるのは腰痛ではないでしょうか。
会社ではそれほど苦痛でなかった痛みも、ひどくなっているような気がしていると思います。
特に腰が張る、つる、足の付け根、裏の辺りの鈍痛、ひどい方だと足の痺れ、私なんかは足先までピリピリすることがあります。
この記事ではコロナ以前から在宅ワークをしているプロの私が、腰痛対策のクッション選びについて実体験に沿ってお話したいと思います。
目次
おすすめは楕円形のドーナツ型クッション
結論から申し上げますと、長時間イスに座っていても腰が疲れないクッションは楕円形のドーナツ型低反発クッションです。
なぜかと言いますと、お尻とイスが直に接する面積が少なく、腰への負担が軽減するからです。
過去に腰椎をねん挫した私が毎日8時間在宅ワークをしても腰の痛みはほぼありません。
普通にパソコン作業が出来ています。
私が最終的に楕円形ドーナツ型低反発クッションに落ち着いたワケ
今現在、私はある楕円形ドーナツ型低反発クッションを使うことで1日8時間くらい座っていても、なんとか腰痛がひどくならず仕事をすることが出来ています。
しかし、在宅ワークを始めた頃は何もわからなかったため、苦労しました。その経緯からお話します。
ダイニングテーブルの椅子で痔になる
まず、最初はダイニングテーブルとセットのイスを使って作業をしていました。
イスの座面はペタンとしており、座った感じはまさにパイプ椅子でしたね。
最初のうちは腰が疲れた~くらいの感覚だったのですが、次第に肛門まで痛くなって来たんですよね。
なぜかというと、お尻とイスとの接地面が直なので肛門も当たってしまうわけです。
おそらくお尻の筋肉がある人であれば良いのかもしれませんが、女性や痩せている男性など筋肉がない方は私と同じ状態になるはずです。
座ってみて直接当たる感覚があるかどうか確かめてみて下さい。
私は痔なんて無縁のものだと思っていたのですが、完全になりました。
普通のクッションが向いてない理由
クッションを敷かないで作業をしていた私は、よくニトリなどで売っている椅子用のクッションを購入し対策を取りました。
クッションを敷くことでお尻とイスとが直に接地しないので、お尻から腰回り全体にかけての負担も減り、これで痛みを感じずに作業ができる!予定でした。
しかし、長時間を座り続けそれが1ヶ月以上続くとクッションの中綿も減り、弾力性が無くなってきます。
また、確かにお尻全体とイスとの接地面は完全になくなるのですが、肛門とクッションは接地してしまいます。
結局、弾力性の減少と接地面の問題で、普通のクッションも長時間、長期間の在宅勤務には向いていません。
ふわふわより低反発クッションの方がお尻と腰が痛くない
これはベッドや車のシートなどでも同じことが言えるのですが、あまりにフワフワで、座った時に体重の圧で沈み込んでしまうようなクッションはかえって疲れます。
適度な低反発の方が体重とのバランスとのバランスが保たれ、疲れにくいです。
そのためデスクワークに使うクッションでも最低限“低反発”クッションであるかどうかが重要です。
ただし、一口に“低反発”といっても低反発のレベルが違い自分に合ったものが必要です。
例えば低反発枕。皆さん一度は試してみたことがあるかと思いますが、初めて使ったときは気持ちよく感じてもしばらくすると、合わなくて逆に気持ち悪くなって、使うのを止めてしまった人も多いのではないでしょうか?
なぜそう感じるようになったのか?というと毎日使うことで中の素材の弾力が少しずつ無くなって来たからです。
低反発クッションを選ぶ
私もダイニングテーブルのイス→普通のクッション→低反発クッションにやっとたどり着きました。
低反発クッションにもいくつか形がありますが最も代表的なのは円形のドーナツ型です。
肛門が直接イスの座面にもクッションにも接触しないため痔の人向けに広く使用されています。
しかし、長時間のデスクワークでは円形のドーナツ型は向いていません。
円形のドーナツ型が長時間作業には不向きなワケ
私自身、円形ドーナツ型であれば全て解決すると思っていました。
ところが次の問題が発生したのです。
それは、
- 長時間作業は太ももの裏も痛くなる
- 円形では接地しない面が小さすぎる
です。
イスに座った時、腰と共に接地して負担がかかっている部分はお尻と太ももの裏(ハムストリングス)です。
円形の場合、お尻全体はスポッと収まりますが、太ももの裏はドーナツ状の側面に接することになり、平たんではなくデコボコした状態で接しています。
太ももの裏がクッションと水平に接地していないことで、今度は太ももの裏も張ったりつったりするようになり、腰の痛みにも連鎖してきます。
それを解決できるのが楕円形です。
楕円形ドーナツ型低反発クッションが腰にはベスト
円形の問題を解決できるのが楕円形です。
楕円形はイスの座面とお尻、肛門に直に接することなく、かつ太ももの裏全体がクッションと水平に接するため、腰回り全体をガチっとサポートできる状態になります。
また、楕円形低反発クッションの中でも長時間座ってもへたらない弾力性が持続するものがおすすです。
一見、弾力性があるように見えていても、自分が思っている以上に人体は男女関わらず重くその圧力によって、すぐにぺちゃんこになります。
ですので、弾力性にある楕円形低反発クッションがベストです。
以下は私が調べて調べてやっと探して出した商品です。
今、実際に私が2年くらい毎日使って十分腰が痛くならずに使えているのがこちらです。
在宅勤務がいつまで続くのがわかりませんが、出来るだけ早く対策を取ることをおすすめします。
ぜひ参考にしてみて下さい。